音楽で稼ぐための準備1|月15万円稼ぐのに必要なファンは“たった10人”という話

月15万円稼ぐのに必要なファンは”たった10人”という話 準備編

前の記事:音楽で稼ぐ前に知っておくべきこと|危ない話の見抜き方と費用の考え方

ここまでは、「音楽で稼ぐとはどういうことか」という概念を書いてきました。
ここからは、具体的な準備編です。

以前の記事で、無名のシンガーソングライターが音楽で稼ぐためには、以下の2点が必要だと書きました。

  • ニーズを作る(ファンを獲得する)
  • 営業努力

なにからはじめたらいいのか…

音楽で稼ぐということは、つまりビジネスの話です。
ビッグになるぞ〜、とか、売れたいな〜ではなく、具体的に数字で考えていくことが大事です!

まずは現実をみる。利益をどう出すか具体的に考えよう

「音楽で稼ぐ」というと漠然としてしまうので、具体的に考えてみましょう。

音楽であろうと何であろうと、利益を出すのに必要なことは、

  • 売上を増やす
  • 経費削減
ナナ
ナナ

当たり前ですが、これしかありません。

ミュージくん
ミュージくん

そそそ、それはわかってるんですが、具体的にどうしたらいいのか…

ここでちょっとクイズです!考えてみてください。

Q. では、売上を増やすのに必要なことは何でしょうか?

チクタク、チクタク…

正解は…

A. ファン(お客さま)を増やす

ナナ
ナナ

そうなんです、全てはここに行き着くんです!
ファンを増やすことが、売上アップの唯一の王道です。

ミュージくん
ミュージくん

ファンに囲まれる人気者なら悩んでないんですよね…
自分でもうすうす気づいてたんですが、どうしたらファンが増えるんだろうか…っていうのが、根本的な悩みなんですよね…

ファン獲得方法の前に、例えば月15万円稼ぐのに必要なファンの人数を考えてみましょう。

月15万円稼ぐのに必要なファンの人数

答えは、この記事のタイトルに入れてしまいましたが、おそらく意外なほど少ないのではないでしょうか?

この数字は経験からくるものですが、もちろん個人差はあり、ひとつの目安に過ぎません。

ナナ
ナナ

ミュージ君の目標の、月15万円稼ぐのに必要なファンの人数は何人だと思いますか?

ミュージくん
ミュージくん

え? 
東京ドームコンサートだと、5万人くらい入るんですよね…
それだけファンがいる人は、けた違いに稼いでるだろうから…

ナナ
ナナ

武道館を埋めるなら1万人、クラブチッタなら1000人くらいは入りますかね。

ミュージくん
ミュージくん

う~ん、クラブチッタも有名な人が大勢出てるからなぁ。
月15万なら、なんとなくだけどファン100人くらいでもいけますかね?

ナナ
ナナ

惜しい!
ざっくりではありますが、10人だと思ってください。

ミュージくん
ミュージくん

なんか急に現実的になってきました…
10人のファンが作れないなら、ある意味、あきらめもつくし…
でも、10人でどうやって稼げるのかイメージが湧きません…。

なぜ「10人」でいいのか?

ここでいう「ファン10人」は、家族でも友達でもミュージシャン仲間でもなく、本当のファン10人です。
あなたの音楽にお金を払う価値を認め、応援したい、もっと認められるべきだ、と思ってくれるようなファンです。

10人、という数字をどう思いますか?
少ないですか? 簡単そうですか?

実際に行動してみれば分かると思いますが、決して簡単なことではありません。

パフォーマンスを見てくれた人のうち、10人中1人をファンにできる人もいれば、100人に1人、1000人に1人という人もいますよね。

逆に言えば、ファン10人を獲得するには、もっともっと何倍も大勢の人に自分を知ってもらわないと達成できません。

つまり、10人のファン獲得の過程で、あなたには大勢の「ファン予備軍」——つまり、あなたの存在を知りミュージシャンとして認識している人——を、多数獲得しているということです。
その中には、ファンとまではいえないものの、「頑張ってるみたいだからCDぐらい買ってあげようかな」「ヒマだからライブに行ってみようかな」と動いてくれる人も現れます。

そして、きっかけはどうあれ、そこからファンになってくれる人もきっと現れます。
この「ファン予備軍」の数こそが、実は長期的な収入を支える重要な基盤なのです。

10人のファン+ファン予備軍でどうやって稼ぐのか?

インディーズで稼ぐミュージシャンの活動の特徴の一つは、メジャーに比べるとライブやイベントなどの活動本数が多いことです。
一度に集客できる数が少ない分、イベントの回数を増やして、売上を増やす戦法です。

イベントの回数を増やしたところで、そんなにリピートしてもらえるのか? と思うかもしれません。
はい、ご想像通り難しいです。
いきなりイベント数を増やすということではなく、あくまで地道に、一つ、また一つと増やしていくということです。

収入シミュレーション(一例)

例えばですが、1回のイベントで2万円の利益を上げることができるなら、月7〜8回で目標の15万円達成です(2万×8回=16万)。

1回のイベントで2万円の利益を上げるには、お客様が5人とすると、一人あたり最低4000円です。

もちろん、経費がかかるので、実際には一人あたり4000円以上使ってもらわなくてはなりません(経費の考え方については「準備2」で詳しく解説します)。

こういったイベントを、月8回とすると、延べ人数で1回5名集客×8回で40名の集客が必要です。

あなたのファン10人の来場ペースを、最低で以下のように仮定します。

来場ペース人数延べ人数
月1回1名1
月2回3名6
月3回3名9
月4回2名8
月5回1名5
合計10名29人分

とすると、10名のファンでも来場延べ人数にすると29人分です。
目標の40人(延べ)には11人分不足しますが、この残り約11人をファン予備軍で賄う計算です。

もちろん、ファンの数はもっと多いに越したことはありません。
でも、結局のところ、お金をかけたプロモーションができないインディーズミュージシャンは、まずは一人、また一人と、ひたすら地道にファンを増やしていくしかありません。

今の時代は、ネットでバズる、というようなこともあるのかもしれませんが、それも行動したからこそだと思います。
何も行動せず稼げるというような、魔法のようなことはないと思ってください。

具体的なファン獲得の方法については、後日別の記事で詳しく解説します。

まとめ

  • ファンは一人、また一人と地道に増やしていくしかない
  • 月15万円稼ぐ目安は「本当のファン10人+ファン予備軍」
  • ファン予備軍の数が、長期収入を支える重要な基盤になる
  • ファン10人でも延べ来場数は29人分になる(あくまで一例)
  • 残りをファン予備軍で賄えれば月15万円は現実的な目標

次の記事:音楽で稼ぐための準備2|収入源と経費を理解しよう(稼ぐためのマインドの話も)

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