前回は、オープンマイクの基本と、当日に向けた準備・立ち居振る舞いについて解説しました。
今回は、プロとして活動していくうえで欠かせない「顧客満足」の視点についてお話しします。
顧客を満足させる
「音楽で稼ぐとはどういうことか考えよう」の「責任が伴う」のところで書きましたが、音楽を仕事にするということは、「顧客の満足のために価値を提供し、その対価をもらう」ということであり、顧客の満足に貢献する責任が伴います。
さて、オープンマイクにおける顧客とは誰でしょうか?
場を提供してくれている店主、機会を提供してくれた主催者、お金を払って参加している参加者、飲食代を払っている一般客、つまりその場にいる全員が顧客であり、あなたというミュージシャンの潜在顧客でもあります。
だからこそ、自分のパフォーマンスだけでなく、イベント全体の成功を意識することが大切です。
- 来場者が楽しんでくれること
- 来てよかったと思ってくれること
- また来ようと思ってくれること

自分のステージパフォーマンスだけで顧客を満足させる自信があるなら、それに集中してもいいかもしれません。
もし、そうでなければ、ステージパフォーマンス以外に自分にできることを考えてみてください。
主催者になったつもりでイベントの成功に尽力しましょう。
どんなイベントだったら、また行きたいと思うのか?
どんなイベントだったら、また開催したいと思うのか?
どう振る舞ったら、またこの人に会いたいと思ってもらえるのか?
まずはここからです。
前回の記事で触れた
「ルールを守る、マナーを守る、時間を守る、機材を大事に扱う、挨拶をする」
といった基本も、突き詰めればこの顧客満足のためのものです。
加えて、次のようなことも意識してみるのがおすすめです。
- 他の人のパフォーマンスをしっかりと観る
- 人のパフォーマンスのいいところを見つけて褒める
- お店の売上に貢献する

ステージパフォーマンスにはまだ自信がないので、それ以外でも頑張ってみます!
慣れないうちは、どうしても自分のパフォーマンスのことで頭が一杯になってしまうと思いますが、人のパフォーマンスもしっかりと観るようにしてください。
どんなパフォーマンスでも勉強になることがあります。

音楽で稼いでいる人は、他の人のステージをよく見ている人が多いです。
会話に夢中になって他の人のパフォーマンスを見ない人は、たいてい音楽で稼いでいない人です。

人のパフォーマンスも見て、勉強させてもらいます!
お店の売上にも貢献したいけど、そんなにお金を使うわけにはいかないしな…

会話がはずめば売上も上がりやすいです。
稼いでいる人は、お店の人におすすめメニューを聞いておいてMCで話題にして、さり気なく他のお客様にすすめたりもしています。
グラスが空になっている人がいたら、乾杯しましょう〜といっておかわりを促したりもできます。
実際に売上に貢献できなくても、その姿勢をお店の人に知ってもらうだけでも意味があります。
反省して次に臨む
誰でも絶対に失敗します。
オープンマイクで失敗しても、致命傷にはなりません。
すぐに立ち上がって、次に活かしてください。
- 反省点をメモ、次回の課題にする
- SNSでイベントの報告をし、コメントがあったら返信する(写真撮影、掲載は相手に許可を取っておく)
- お店や他の参加者がSNSに挙げたら、コメントしに行く

SNSは開設しただけでは意味がなく、普段からの双方向のコミュニケーションが大切です。
せっかくSNSで見込み顧客と繋がっても、ライブ動画のアップやライブ告知だけしかしていないと、あまり意味がありません。
相手に興味をもってもらうには、まずはこちらから興味を示してみましょう。

普段からのコミュニケーションが大事なんですね!
自分のパフォーマンスが実際に何分だったかも、必ず確認してください。
録画しておくといいと思います。
続けていると、ステージ上で時計を見なくても、おおよその時間がわかるようになります。
経験を重ねるごとに、できることが増えていきます。
次のステージを楽しみに、参加しましょう!
次の記事:ノルマとチャージバックについて理解しよう(準備中)

